発達障害児や身体的な障害をお持ちの方は、将来仕事をする時の不安があるでしょう。しかし、新型コロナウイルスによって時代は大きく変わりました。今は、健常者よりも発達障害を持っている方や障害をお持ちの方の方が”強い”と言える時代になったと言っても良いでしょう。そんな時代を勝ち抜くためにどのようなマインドで子育てや教育をしていくべきなのか解説をしていきます。
発達障害児や障害者の追い風となるテレワーク(在宅)文化の普及!
今回の結論はこれです。発達障害児や障害者にとってテレワーク文化は間違いなくプラスに働きます。さらにテレワークで求められるものは、従来の正社員に求められるものとは異なるのです。その点を細かく解説をしていきます。
今まで会社が正社員に求めていたもの
それは「従順さ」であったり「よいしょしてくれる人」といっても過言ではありません。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、これが人間というものです。実際にあなたの会社で出世していく人は次のうちどちらのタイプですか?
- 能力はあまりないけど、コミュ力があって上司に気に入られている人
- 能力は非常に高いが、コミュ力が低く上司と馬が合わない人
恐らくですが、多くの企業では前者のタイプの人間が出世していくでしょう。これが現実なのです。上司としても自分のことを立ててくれて楽しい時間を提供してくれる人の方が嬉しいでしょう。部下の能力が高いと言う事は上司の立場が危ういかもしれないと考える人もいるでしょう。この感覚がいいかわるいかではなく、現代社会はこういった現実が少なからずあると言う事です。
さらにもうひとつ正社員に求められているスキルがあります。それは「健康さ(体の丈夫さ)」です。正社員はそう簡単に休めないですよね。というかそういう常識が企業内にはびこっているでしょう。そのため体調不良でも無理して出社する人がほとんどです。だから新型コロナウイルスが企業内クラスターとして蔓延することになったりもするわけです。
更にいうと体が丈夫であれば、残業が続いても大丈夫。連勤が続いても大丈夫。そう会社は考えます。そのためこの体の丈夫さという部分も非常に重きを置かれていたと言えるでしょう。
テレワーク(在宅)で求められるスキルとは?
では、テレワークで求められるスキルとは何でしょうか?前述したようなコミュニケーション力でしょうか?上司を立ててくれる人柄でしょうか?いいえ、違うでしょう。求められるものは「スキル」そのものなのです!WEBを作る企業であれば、WEBページを作るスキルが一番重要なわけです。それ以外のものは基本的にいりません。
当然最低限の健康管理は必要です。しかし、以前のように残業を沢山したり、勤務時間が長いこと=善という考え方は薄れてきましたので、体力も最低限あればOKと考えるようになるわけです。
以上の理由から、テレワーク(在宅)文化がすすむと、発達障害児や障害者にとって追い風が吹くということがいえます。
会社は発達障害者や障害者を積極的に雇用するようになる?
実はこの可能性も非常に高くなっていくのではないかと考えています。
まず会社には以下のような制度があります。
厚生労働省が定める障害者雇用率制度:従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。(障害者雇用促進法43条第1項)民間企業の法定雇用率は2.2%です。従業員を45.5人以上雇用している事業主は、障害者を1人以上雇用しなければなりません。※令和3年3月1日から法定雇用率が2.3%に引き上がるため、対象となる事業主の範囲は43.5人以上に広がります。従業員43.5人以上45.5人未満の事業主の皆さまは特にご注意ください。
厚生労働省
皆さんもご存じでしょう。会社規模が大きくなれば、一定数障害者を雇用しなければいけないという制度です。まぁそもそもこのような制度がある時点で「差別」の考え方がどこかにあるように見えなくもないですが、その点はいったん置いておきましょう。
さらに、障害者雇用をする場合は国から給与を補助してもらえる制度もあります。つまり持っている能力が同じで、コミュ力や体力の影響が少ない「テレワーク」であれば、健常者よりも障害者を雇用する方が会社としてメリットがあると言えるのです。その点に目をつける経営者の方が多くなることも想像できます。現代は新型コロナウイルスの影響で企業の業績は悪化しています。企業の経費の中でも最も多いと思われるのが人件費です。1名雇えば年400万程はかかるわけです。この人件費をどうにか抑えたい、、、、そう考えた経営者が選ぶのは健常者ではなく「障害者」なのです!
発達障害者・障害者が身につけておくべきスキル
しかしだからと言って、どのような人にもチャンスがあると言っているわけではありません。あくまでも「スキルが高い」ことが求められます。さらに言えば「速さ」もとても大切です。テレワークは一緒に業務をするわけではないので、成果物の品質とスピードが評価のカギとなります。そのためスキルが低かったり、のんびり屋さんではいけません。ある意味、落ち着きのなさや衝動性といったADHDの特徴がプラスに働くことになるかもしれません。ADHDの子でのんびり屋さんはいません。当然品質の確保は必要なので、提出前の確認をルーティンにする必要はあります。
では具体的にどういったスキルが必要になるのか。
一言で言えば「パソコンスキルの何か」です。
パソコンスキルと言っても沢山のことがありますが、テレワークの基本はパソコンを利用したものとなります。
- プログラミングスキル
- CADスキル
- タイピングスキル
- ライティングスキル
- 動画作成スキル
- イラスト作成スキル
- 写真編集スキル
このようなものが代表的なスキルと言えるでしょう。いかがでしょうか?人に負けないスキルを持っていますか?さらに副次的に必要となるスキルも紹介します。
- 作業スピードの速さ
- 正確さ
- クライアントの意図を形にする力
- デザイン力
クライアントの意図を形にする力と書きましたが、空気を読むような意味ではありません。クライアントから仕事をもらうときに、メールや電話にて詳細を受け取るわけですが、その意図や目的をそのまま形に変えれるかどうかです。空気を読むとは全く違います。でも意図と違ったものを作ってしまったのでは意味がありませんから、ここも重要なスキルと言えます。
ひとつ目で紹介したスキル、そして二つ目で紹介したスキルを組み合わせて自分にしかできないスキルを磨いていきましょう!ある意味で”オタク力”が強い方が良いと言えます。オタクというと良いイメージをもっている人の方が少ないかもしれませんが、オタク力は強いです!ひとつのことにのめり込み、誰よりもそのことについて詳しい。これぞテレワークで求められている能力と言っても過言ではありません。
ですから、自宅から出れずに苦しんでいる方にも十分にチャンスがあるんです!
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自己肯定感を高め強い心を手に入れましょう!
ここまででこれからの時代を生き抜くために、実は自分にはメリットとなるものが沢山あることがわかっていただけましたでしょうか?そして最後にあなたに必要なのは「高い自己肯定感」です。
自己肯定感とは「自らをよしとする心」です。
これが強い人は精神的に安定し強いです!いくらテレワークだからと言ってメンタル的な不調がすぐに訪れるようではスピード感が足りなくなるためすぐに仕事がなくなってしまうでしょう。それではいけません。その能力を十分に発揮するためには土台となる強い心が必要です。そのために自己肯定感を高めることが重要なのです。
ではその自己重要感をどうやって高めるか。
これを読んでいるのが、小さなお子様のいる保護者の場合、保護者の言葉がけで自己肯定感は大きく変わります。正しい子育ての知識を仕入れ子供さんの自己肯定感を高めましょう。
これを読んでいるのが大人の方で当事者様だとすれば、自分でもできるんだ!という経験をたくさん積みましょう。小さなことでもいいんです。自己肯定感を高めるには「自分も人の役に立てた」「自分も必要なんだ」と思う事です。実はそう思い込むことでも高まります。しかし思い込みよりかは実際にそう感じられたほうがGood。そのためクラウドワークスやランサーズというサイトで、在宅ワークを探して挑戦してみるのも良いでしょう。本当に少しずつでもいいのです。とにかく成功体験を積み重ねて自己肯定感を高めていきましょう!
【まとめ】発達障害児や障害者が活躍できる時代に変わった!
いかがでしたか?今回は私もかなり熱が入り、あっという間に記事を書きあげました。それほど今の時代に興奮しています。コロナコロナと連日報道されていますが、それをマイナスととるかプラスととるかはその人次第です。発達障害児の子育てで苦しんでいる方にとっても、障害があって家に引きこもっている方にとっても私はプラスだと思っています。
これはチャンスです!「自分には無理」「息子には無理」その言葉を変えましょう。「きっとできる!」と。言葉が変われば行動が変わります。行動が変われば習慣が変わります。習慣が変われば運命が変わるんです!!自分の手で運命を変えましょう!
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