児童発達支援士を認定する人間力認定協会とは?

児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーターを認定している人間力認定協会という団体はどういった団体なのでしょうか?公式HPやあらゆる口コミをまとめてみましたので参考になさってください。

人間力認定協会とは?

この協会は「一般社団法人 人間力認定協会」という名称で活動をしています。静岡県で主に活動をされている団体です。私どもマナカルでも人間力認定協会の認定する児童発達支援士資格のカリキュラムの一部を導入しています。

一般社団法人 人間力認定協会

発達障害支援資格の児童発達支援士を認定する人間力認定協会の公式サイト。当協会は人間力(非認知能力)を育成、認定、普及する…

協会理念のご紹介

ここからは公式ページに記載されている情報を引用しながらこちらの協会を紹介していきます。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」これはアインシュタインの言葉です。私たちが身に着けている「常識」はもしかして、公教育にどっぷりつかっていた18歳までに身に着けた間違った考え方のコレクションなのかもしれません。 彼はこうも言っています「私の学習を妨げた唯一のものは、私が受けた教育である」

協会の代表挨拶では上記の文章から始まり、結構長い文章が紹介されています。こちの文章を読んでもわかるように、教育について特に取り扱っている協会で、考え方が物凄くはっきりしている印象を受けました。賛否両論出るかもしれませんが、それでも自分たちの考えや意思を明確に表現しています。私個人としては賛同できる部分が多数ありました。特に下記の文章にはグッときました。

ひと昔前に「世界で一つだけの花」という曲が大ヒットしました。とてもいい曲なのですが、これを聞いて感動しているような社会ではだめなのです。この曲で言っていることは本来当たり前のことであって、これに感動するのは私たちが常日ごろ、そのことを忘れているからではないでしょうか。この曲の詩が特別なことではなく、この国のコモンセンスになることを祈ります。

協会の設立目的も引用します。

当協会は人間力(非認知能力)を育成、認定、普及するために設立されました。
よりよい人生を送るためには、高い自己肯定感(セルフエスティーム)が必要です。自己肯定感は人の成長の礎であり、これを高めるには承認と評価が必要です。私たちは、これまで評価の対象とならなかった人間力(非認知能力)に目を向け、評価し、認定することで、一人一人の能力を高め、その人の人生を輝かせたいと考えています。自信は笑顔につながり、優しさとなります。一人一人がそれぞれの個性を大切に発育し、笑顔と優しさに包まれ、いじめやひきこもりのない社会の実現に貢献したいと考えています。

非認知能力のことを人間力と結び付けているという点と、さまざまな個性を認める社会にしていくという点がこの協会の特徴でしょう。よくいじめや引きこもりを防ぐことに大義を置いている団体はありますが、このように明確に示している団体は珍しいと思います。きっとそれだけの裏付けや根拠があってのことなのでしょう。読み進めていくとその根拠も公式サイトにて紹介されていました。

ここまでの印象はやはりとてもまじめな団体だなと感じますね。扱っているテーマが発達障害や教育のことなのでこのくらい硬くても良いのでしょう。

協会設立概要

設立・沿革
2019年04月11日

活動内容 
①自己肯定感を育む道徳教育の普及
②コミュニケーション能力の育成と認定
③論理思考力の育成と認定
④自然体験、社会体験の推進
⑤礼儀作法、マナー教育

資格認定
◆児童発達支援士
◆発達障害コミュニケーションサポーター
◆SSTスペシャリスト
◆タッチタイピング検定

設立は2019年4月という事でまだ4年ほどの団体だという事がわかりました。でもこれだけの規模の活動をされているので活発に活動をされていることがわかります。

活動内容は

人間力認定協会の活動情報はHPにて詳しく掲載されていました。頻繁に更新もされているようで、最新の情報を確認することができるようになっています。直近では、

  • 豊川市パネルディスカッション
  • 児童発達支援士 意見交換会
  • 姿勢を変えれば多動がおさまる講演会
  • 子供の能力を引き出すために講演会
  • 企業様への勉強会
  • フィリピンの孤児院訪問
  • 児童発達支援士の認定
  • 発達障害コミュニケーションサポーターの認定開始
  • SSTスペシャリスト
  • 長野県より依頼の講演会
  • 愛知県知立市立知立東小学校に教材提供

わずか数年以内に、このような活動をされていることが確認できました。かなり積極的に多岐にわたる活動をされていらっしゃるようです。特に児童発達支援士の意見交換会についてはSNSでもちらほら情報が出ていて、とても充実した内容のようです。児童発達支援士を受講された方のみが参加できるようになっているらしく、資格をただ取得させて終わり!ではないということですね。

その児童発達支援士の資格は既に2023.8現在1万5千名以上が受講されているということです。人間力認定協会が認定する資格の累計受講者数は2万6千名以上だと言います。この数はかなり多く、私の知る限り他の発達障害関連の資格よりも受講者数は多いと言えるでしょう。

外部リンク
【徹底解説】児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター資格

SNSの利用状況

こちらの団体では以下4種類のSNSを利用されています。

  • 理事長ブログ
  • Twitter(@ninkyou_jp)
  • Instagram(@ningenryoku_official)
  • youtube
  • LINE(受講者限定)

投稿をcheckしてみましたが、しっかりとすべてのSNSが動いていました。私もSNSをやっているのでわかりますが、SNSの更新は案外手間がかかります。それがこちらのように4種類もあるとかなり面倒です。恐らくこちらの団体ではSNSやWEB関連の業務を行う専属の方がいらっしゃるのでしょう。そうじゃないと運営できないだろうなと思うくらい、しっかりと更新されています。こういうところからも、この協会の姿勢が見て取れます。

特にInstagramに力を入れているようで、フォロワー数は2023.8現在6,000名を越えています。何名以上から多いと判断するかはそれぞれ違うと思いますが、一定の数がいることがわかるでしょう。内容を見ても、療育に関する知識や動画、体験談などが幅広く紹介されており、この投稿を見ているだけでも、発達障害のことをある程度勉強できるような内容となっています。

また、Instagramで「児童発達支援士」と検索すると多数の合格報告の画像が閲覧できます。私が見たタイミングで3,700件以上の投稿があったので、当然全てを見たわけではありませんが、皆さん満足されたようで笑顔の写真とともに認定証の画像をUPされていました。もし受講後かなり不満があれば合格したとしても、このようにSNSに画像をUPすることはないと思うので、この投稿数からも一定の満足度を感じ取ることができます。

下記にそれぞれのページへのリンクを貼っておきますので、是非興味のある方はご確認ください。

理事長ブログへ>>

人間力認定協会公式Twitterへ>>

人間力認定協会公式Instagramへ>>

人間力認定協会公式youtubeへ>>

【まとめ】児童発達支援士を認定する人間力認定協会とは?

以上となります。私が感じたことは、この協会は資格認定だけを目的としているわけではないという事です。もしここが目的であれば、手間や費用の掛かる活動やここまで充実したSNS運営はしないでしょう。資格を売る事だけを目的にしているなら、売るところまでを必死でやってアフターフォローは一切なし!というのが一般的だと思います。少なくとも私が調べた限りではそういったことは感じられませんでした。

そのため資格取得を検討されるときは、母体となる団体がどういった団体なのかを調査することはとっても大切です。この記事がその一助になれば幸いです!

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