最近では様々な発達障がい児やグレーゾーンのお子さん向けの知育アイテムが販売されています。ですが、中には本当に遊び感覚で楽しみながらトレーニングができる良い物もあれば、高い物を買ったけど子どもに全然合わずに結局全然使わずに終わってしまった・・・なんてことがあります。
そこで今回は、100円ショップで気軽に買えて試すことができる知育アイテムをご紹介していきます!
100円ショップで手に入るおすすめの療育・知育アイテム3選!
それではさっそく紹介をしていきたいと思います。今回のアイテムはDAISOやセリアといった100円ショップで購入しましたが、商品の入れ替えスピードが速いため、ここで紹介したものがずっと販売されているとは限りません。その点だけご理解の上ご覧下さい。
1.手先トレーニングシリーズ
- 対象年齢:3歳以上
- 材質:ポリエステル100%
- 値段:税込 110円
最初におすすめするのは手先のトレーニングができる知育アイテムです。ボタンをとめるトレーニングが3種類、靴紐を結ぶトレーニング、ファスナーを開け閉めするトレーニングなど日常生活で必要になってくるものが、トレーニングできるようになっています。
材質がポリエステルで生地が柔らかめで触っていても私は不快だとは感じないのですが、苦手なお子さんがいる可能性があります。そのため、最初に買う時は1つか2つ選んで購入して、お子さんの様子を見て他にも必要な物を追加で購入することをおすすめします。普通のボタンをとめるトレーニングでは、2つの大きさが違うボタンがついています。どちらかでもいいので、お子さんがやりやすい大きさで練習をしてみましょう。
この手先トレーニングシリーズの良い所は、服のボタンやベルト、靴紐など上からの角度から見なければいけないものですが、これらは該当箇所のみの部品のため、ボタンの正面や横など様々な角度から見ながらトレーニングをすることができます。そのため、なんでボタンが外れないのかな?どこで引っかかっているのかな?どのように力を入れると、とめたり外しやすいのかな?と確認することができます。
ですが、少し気になる点もあります。物にもよるのかもしれませんが、私が購入したトレーニングアイテムは生地が少し硬く、大人でもボタンをとめたり外したりするのが少し大変でした。そのため、まだ力が弱いお子さんがやる前に、親御さんなど大人の方が生地の硬さを確認したり、お手本を見せるつもりで何度かとめたり外したりしてほぐしたほうが良いでしょう。
大きな問題という訳ではありませんので、ぜひお試しください。
2.木のパズルシリーズ
- 対象年齢:3歳以上
- 材質:繊維板
- 値段:税込 330円
このパズルは順番にアルファベットがABCのピース、DEFのピース、GHIのピースと目印が記載されており、全部で10個のピースで構成されています。私が行った店舗には残念ながら写真に載っているバスのパズルしか無かったのですが、他にも犬や家などのパズルがあり、こちらはアルファベットではなく数字で目印が記載されているものもあるようです。私が確認できた範囲ですが、パズルは6種類ほどあるようです。
実際に組み立てる時にはパッケージのイラストをお手本にしながら組み立てると頭や指の運動になりますのでおすすめです。そのため、もしも1種類で簡単すぎるようだったら複数のパズルのピースを混ぜてやってみましょう。目印があるとはいえ、難易度はかなり上がりますので2種類、3種類と少しずつ増やすようにしましょう。ピース1つ1つは、ある程度の大きさがあり厚みもあるため誤飲はし辛いですが、決して誤飲しないとは言い切れるものではないため、必ず大人の方が見ている状況で注意しながら使うようにしましょう。
3.D-TRAX
- 対象年齢:6歳以上
- 材質:ポリスチレン
- 値段:税込 110円
こちらは今までの知育アイテムとは少し変わり、論理的思考力を鍛えたり、プログラミング的思考力を養うための知育アイテムとなります。まず、このD-TRAXを遊ぶためには、スタート・ゴール・サイコロ・ビー玉セット、交差・落下セット、カーブ、ストレート、パーツを設置するボードを最低各1つずつ、そこに更に難易度が高い問題カードを使って遊ぶためには、更に追加でパーツを購入しなければいけません。難易度も上がっており、対象年齢も今まで紹介した知育アイテムと比べて高く、遊ぶために必要な物も多いため購入される際にはお気をつけください。
もしお子さんが興味を持っていたり、好きそうであれば、最低限のセットを1つずつ購入し、その後よく遊ぶようでしたら追加でパーツや問題カードを購入して更に上の難易度などへ挑戦するようにしましょう。
このD-TRAXでは、スタートからゴールまでビー玉が転がるための道を作っていく遊びができます。どこにどのブロックを置くことで、ビー玉が真っすぐ転がったり、カーブしたり、落ちたり・・・とかなり頭を使う遊びになります。問題カードを見て指示通りにクリアするために考えたり、オリジナルのルートを考えたりと出来ることの幅はかなりの数があります。
そのため、お子さんだけではなく親子で遊んだりもしやすく、大人の方がスタートとゴールを決めてどうすればいいかな?とオリジナルの問題を出したり、逆にお子さんがオリジナルの問題を考えて大人の方が解くといった遊びができます。
どちらでも思考力が鍛えられますので、おすすめの知育アイテムとなります。
注意点など
最初は子どもが知育アイテムの使い方や遊び方が分からずに困ってしまうこともあります。ですので、大人の方がお手本を見せたり、手先トレーニングアイテムだったら最初のうちは手助けをしながら一緒にやっていくのが良いでしょう。そして遊びながらトレーニングが出来るのが良いことですので、出来ることを目標にしつつも「楽しくトレーニングをする」ことを優先するようにしましょう。
楽しければ子どもは自然とまたやりたい!と思えますので、これはトレーニングだよ!と言いながら行うのではなく、これは楽しい遊びだよ!と言いながら行いましょう。
子どもの特性や性格などによって知育アイテムが合う、合わないがあります。そのため、できないから駄目だった・・・と考えるのではなく、こういうものが苦手なのかな?何が苦手なのかな?と子どもが苦手としていることを確認できたと考えるようにしましょう。
マイナス方向に考えてしまうと、どうしてもそちら側にどんどんと考え込んでしまいやすく、結果として感情的に子どもに当たってしまって、余計に落ち込んでしまうといったこともあります。そのため、出来たことは笑顔で誉めてあげて、出来なかったことはあまり深くマイナス方向に考えないように注意しましょう。
また、木のパズルでも書きましたが、どうしても細かいパーツが多くありますので誤飲にはお気を付けください。知育アイテムを使う時の注意事項などはパッケージに記載されていますので、それを読んだ上で利用するようにしましょう。
また、発達障がい児や特性を持つ方へお助けアイテムを過去に紹介していますので、もしお悩みの方がいましたら下記の関連記事もご覧下さい。
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【まとめ】100円ショップで手に入るおすすめの知育アイテム3選
ここまで100円ショップで手に入る知育アイテムの中でおすすめの物を3つに絞り紹介してきました。
今回紹介した知育アイテムは全てダイソーで購入できますので、気になる方は1つや2つ程度に絞って購入して試してみることをおすすめします。もちろん今回紹介していない知育アイテムもたくさんありましたので、一度見に行ってみてはいかがでしょうか?
もし、これらのアイテムでお子さんの苦手なことが少しずつ出来るようになればとても喜ばしいことです!少しずつ頑張っていきましょう!
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