皆さんこんにちは!今回はメンタルヘルスに関連する資格についての紹介です。資格といっても数多くあり、その中の1つ「メンタル心理カウンセラー資格」について、紹介したいと思います。
「取得にはお金も時間もかかるから失敗したくない。」「怪しい資格だったらどうしよう」と感じている人も多いようなので、その部分についても触れながら紹介していきます。心理カウンセラーに関する資格取得を考えている方などに役立つ情報となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
メンタル心理カウンセラー資格って何?
そもそも、メンタル心理カウンセラー資格について知らない方もいらっしゃると思うのでまずは、どういった資格なのかを簡単に紹介したいと思います。
JADP認定 メンタル心理カウンセラー資格(民間資格)
メンタル心理カウンセラーは一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格で、2025年1月時点で約51,000人の方が資格を取得すべく受講しています。
メンタルヘルスの課題を抱える方に対して、心理面だけでなく、生活や仕事など社会生活全般をサポートできるカウンセラーを育てることを目的とした資格で、カウンセリングを通じて課題解決をサポートすることができるようになります。
学習の仕方や受験の方法は?
メンタル心理カウンセラー資格は、「資格のキャリカレ」から申込ができ、テキストを使った座学や移動中など出先で便利なオンライン学習で学ぶことができます。心理系資格の中でも、カウンセリングをメインとした内容で学習範囲を限定しているので、短い期間で取得が可能となります。
また、学習後の試験も決まった日時にどこかの会場に行く必要もなく、好きな時間に好きなタイミングで受験ができます。そのため、学生だけでなく、大人になってから心理学を学びたいと思った時の入門的な資格としても人気です。
外部リンク
JADP認定メンタル心理カウンセラー資格
関連リンク
メンタル心理カウンセラー資格とは?特徴や人気の秘密を徹底解説
なぜメンタル心理カウセラー資格が怪しい、意味がないと言われるのか?
資格を取得するために、5万人を超える方たちが勉強して取得している資格に関わらず「怪しい」「意味がない」といわれる理由を調べてみました。その結果、怪しい、意味がないと言われる理由は、大きくは4つのことに原因がありそうです。
原因1つ目:国家資格ではなく民間資格だから
まず、1つ目はメンタル心理カウンセラー資格が国家資格ではなく、民間資格という部分です。民間資格は国の法律に基づかず、民間団体が独自に定めた基準で知識や能力を評価します。そのため、国家資格のような統一的な基準に基づいていないため、信頼性が低いと判断されやすい点があります。
原因2つ目:取得するまでが簡単だから
国家資格である「公認心理師」資格を取得するためには、大学での心理学課程修了と2年の実務経験、または大学院修了が必要で、取得までに6年以上と数百万円の費用がかかります。しかし、メンタル心理カウンセラー資格は大学への入学や経験年数などを問わず、基礎的な知識を約2ヶ月~3ヶ月程度の期間で学習し、資格試験に合格することで資格取得ができます。結果「簡単に取れる資格=意味がない」というイメージがあるのかもしれません。
外部リンク
厚生労働省 公認心理師とは
原因3つ目:自宅で受験ができる
国家資格などの場合は、年に1回や2回など、実施回数や場所、時間などが限定され、高校や大学受験のように一斉に行われます。しかし、メンタル心理カウンセラー資格は自宅で受験ができ、制限時間などもないことから、カンニングや替え玉など、知識が不十分な人でも資格を取得できる可能性があるため、信頼性が低く見られる可能性はありそうです。
原因4つ目:受講講座の割引率がすごいから
「割引率がすごい!」これは本来であればすごく嬉しいですが、あまりにも安くなっていたら確かに怪しいと思われる可能性はあります。通常講座の受講料はサポート期間によって異なりますが、68,800円〜88,800円(税込)となっています。定期的にキャンペーンを実施しており、申込タイミングにもよりますが、定価の半額である3万円程度(50%以上OFF)から学ぶことができるので、その金額差から、怪しいと思われていそうです。
外部リンク
資格のキャリカレ メンタル心理カウンセラー資格取得講座
原因5つ目:就職に役立たないから
「心理カウンセラー」に限定して働こう!と思った場合には、どうしても数が限定されることや、公的機関の場合には、国家資格が要求されます。心理系の資格に限りませんが、資格の効果(信頼性)として「国家資格>民間資格>無資格」という構図があります。そのため、就職場所の範囲を限定した場合や資格の種類から求人が少なくなったりなどから「就職に役に立たない」といわれていると予想できます。
以上が、メンタル心理カウセラー資格が「怪しい、意味がない」と言われる理由ではないかと思います。ここまでの内容だと、「国家資格以外はダメなのか」「勉強しようと思ったけど意味がないのか」と思った方や「あれ?受講した5万人の人達がいて、取得した後どうしてるの?」と疑問に思った方もいるかと思います。
ですので、次は「メンタル心理カウンセラー資格は意味がないのか」ついて話をしたいと思います。
メンタル心理カウンセラー資格は意味がないのか?
怪しい、意味がないと言われる理由も様々です。心理カウンセラーになるために必要なのかどうか?と聞かれた場合、「意味はある」と言えます。これはどんな資格にも言えることですが、「その資格をどう活かす」がポイントになります。
確かに、メンタル心理カウンセラーをだけを取得し、公立の学校や病院でカウンセラーとして採用してもらうのはほぼ不可能です。しかし、視野を広げれば、家族や友人のサポートをすることができた人。現在の職場で学んだ知識を活かした方。看護師や介護士の資格と合わせて転職した方。SNSや自宅を利用し開業した方など様々な分野で役立てている方がいます。
また、心理系の資格に限らずどの分野でも言えることですが、民間資格は国家資格に比べると、「どの程度信用できる資格なのか」「取得をして意味があるのか」と、疑われることがあります。心理カウンセラーの資格は「公認心理師」だけが唯一の国家資格で、その他は、ほとんどが民間の資格です。
ただし、その公認心理師の資格も2019年2月から認定がスタートしたばかりの資格になります。ここが一つのポイントで、その前から心理カウンセラーとして活躍する方達はたくさんいました。民間資格だから意味がない、必要ないということはなく、資格や学んだ知識をどう活かすが大切です。心理カウンセラーになる為に資格はいるのか?と言われれば必要ではありません。
極端な話ですが、相手が信頼してくれて、こちらも困った方に対し、寄り添い、適切な対応ができれば資格は必要ないのです。
【まとめ】メンタル心理カウンセラー資格は怪しい資格で意味がないのか?
今回は、メンタル心理カウンセラーについて紹介しました。メンタル心理カウンセラーやその他の心理系の資格についても怪しいと感じている人がいることも事実です。ただし、これは、民間資格か国家資格なのかといった信頼性の違いなどからきていると言えます。しかし、心理カウンセラーの資格はほとんどが民間資格であり、資格がなくても本来活動ができることからも仕方がないと思います。
また、心のケアを必要としている人は年々増加しており、カウンセラーとして誰かのサポートをすることはもちろんですが、自身のメンタルケアにも繋がるので取得することで、今後もずっと活用することができます。
メンタル心理カウンセラー資格は心理系の資格の中でも、登竜門(入門資格)で初めてのかたでも取り組み易いので、興味を持った方や試しに学んでみようかな?と思った方はぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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