皆さんこんにちは!今回は、メンタルヘルスに関連する資格についての紹介です。資格といっても数多くありますが、その中でも今回は人気の高い「メンタルヘルス・マネジメント検定」という資格について、その難易度や合格率などを紹介したいと思います。受講しようか悩んでいる方。心理カウンセラーに関する資格取得を考えている方などに役立つ情報となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず初めに(心理カウンセラーとは?)
このページをみている方の殆どの方が、心理カウンセラーやメンタルヘルスについて関心を持っているかと思います。将来のために資格を取りたい!知識がないから、資格を取りつつ学びたい!など理由は様々かと思います。そんな心のケアをするスペシャリストである心理カウンセラーですが、実は、心理カウンセラーになるために資格はいらないんです。ですので、カウンセリングに必要な技能や知識さえ習得していれば、何らかの資格を持っていなくても心理カウンセラーになることができるんです。
ただし、「資格を持っている人」と「資格を持っていない人」あなたならどっちにカウンセリングを依頼しますか?
私を含め、信頼できる人に依頼しない限り、殆どの方が資格を持っている方に依頼をすると思います。資格は必要ないとは言いましたが、資格は、一定のスキルや知識を身につけていることの証明になり、安心して相談してもらいやすくなるというメリットもあります。また、ほとんどの心理カウンセラーが何かしらの資格を取得した上でカウンセリングを行っています。
ということで、今回は資格をつけて自信や箔を付けるのにオススメなメンタル系資格の1つ「メンタルヘルス・マネジメント検定」を今回は紹介したいと思います。
メンタルヘルス・マネジメント検定(民間資格)とは?
メンタルヘルス・マネジメント検定は阪商工会議所、施行商工会議所が主催し、認定している民間資格になります。
メンタルヘルスの課題を抱える現代において、働く人も会社も、元気に過ごせる職場づくりに向けて、メンタルヘルスケアへの意識を高めて、職場での立場に合わせて、心の健康を守るために必要な知識や対処法の習得することを目標にしているので、メンタル系の資格の中でも、ビジネス(働く人)向けの資格になります。
書籍を買い求めて、独学で学んだり、オンライン講座を利用して学ぶことも可能となります。セルフケアから就職を控えた学生。現在仕事をしていて、キャリアアップに活かしたい。という人におすすめです。メンタルヘルスケアを企業として適切に行っているかどうかは企業の評価に直接影響を及ぼしますので、その部分をアピールできる資格でもあります。
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大阪商工会議所、施行商工会議所 主催 メンタルヘルス・マネジメント検定
関連リンク
メンタルヘルス・マネジメント検定資格とは?特徴・取得方法を徹底解説
メンタルヘルス・マネジメント検定の難易度はどれくらい?
続いて「メンタルヘルス・マネジメント検定」の取得方法や難易度を紹介したいと思います。
メンタルヘルス・マネジメント検定の取得難易度
メンタルヘルス・マネジメント検定の資格を取得するには、学歴や特別な講座やセミナーに参加するなどの必要はなく、メンタルヘルス・マネジメント検定の資格試験に合格するだけとなります。メンタルヘルス・マネジメント検定と聞くと1つの資格のように思われがちですが、3つのコース(レベル)に分かれており、その目的や学習内容が異なります。
3種:セルフケアコース(初級レベル 難易度:★☆☆☆☆)
3種:セルフケアコースは、メンタルヘルス・マネジメント検定の中では初級レベルとなります。「セルフケア」とあるように、メンタルヘルスに関する知識を身につけ、ストレス状況や状態を把握することにより、不調に早期に気づき自分自身のケアができるようになることを目的としています。そのため、ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識やセルフケアの重要性、ストレスへの対処、軽減の方法などを学び、試験で問われます。
2種:ラインケアコース(中級レベル 難易度:★★☆☆☆)
2種:ラインケアコースは、メンタルヘルス・マネジメント検定の中では中級レベルとなります。部下や同僚など共に働く人が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができるようになります。そのため、初級に比べてビジネス色が強くなり、管理職の方にオススメです。
メンタルヘルスに関する基礎知識に加え、管理監督者の役割、職場環境等の評価および改善の方法、相談への対応(話の聴き方や助言の方法など)、心の問題を抱えた復職者への支援の方法などを学び、これらを試験で問われます。
1種:マスターコース(上級レベル 難易度:★★★★☆)
1種:マスターコースは、メンタルヘルス・マネジメント検定の中で最も高レベルとなります。企業全体のメンタルヘルス対策を強化するための知識やスキルを学ぶため、経営者や経営幹部職、人事・総務部門向けのコースになります。従業員に対する効果的なトレーニングを理解し、実際に取り組みを進めるための方法を学べます。また、産業保健スタッフをはじめとする社外の専門家とも協力できる深い知識の習得が可能です。
また、1種のみ試験問題に「論述問題」が加わります。(2種と3種は選択問題のみ)そのため、実務を遂行するうえで必要な知識だけでなく、応用力や総合的判断力なども試験で問われるようになるので、受験のさいは論述問題についての対策もしておきましょう。
また、2023年度の受験者数と合格者は下記の図のようになります。
長くなりましたが内容を簡単にまとめると・・・
- 受験するための条件がない(学歴や職種は不問)
- レベルに応じて段階的に学べる
- 学習期間が短い(1~4ヶ月)※1種は除く
- ビジネスで活かせる(大手企業でも取得をサポートしている)
- 学習にかかる費用が安い(教育訓練給付制度の対象資格)
など理由から初心者にオススメな資格の1つとなります。
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メンタルヘルス・マネジメント検定の資格取得までの流れ
- 試験日を設定し、学習計画を立てる(一般受験の場合には、例年3月と11月の年2回)
- 公式テキストや関連書籍、オンライン講座などを利用し学習
- 検定試験申込を行う((受験料:Ⅲ種5,280円、Ⅱ種7,480円、Ⅰ種11,550円)
- 試験を受ける(7割以上で合格)
- 合否結果が届く(受験後1ヶ月程度)
上記の流れで資格が取得できます。ここで重要なポイントは、受験するには日時や場所に制限があり、学習自体は終わっていても試験が受けられない場合もあります。
「公開試験」(統一試験日に全国15都市で実施)と「団体特別試験」(企業等が任意に試験の日時・場所を設定し実施)の2種類の受験方法を設けていますが、勤めている会社が試験を実施していない場合には公開試験にて受験となりますので、試験の申込日や試験の実施日、会場などは事前に把握しておきましょう!
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その他のメンタルヘルスや心理カウンセラー資格の紹介と難易度
最後にメンタルヘルス・マネジメント検定の資格以外で心理カウンセラーになりたい方やメンタルヘルスに関連するオススメの資格を4つ紹介したいと思います。複数の資格を取得することで、理解が深まるだけでなく、自信や箔も付つき、カウンセラーとしての活動の幅も広がります。資格の紹介だけでなく、ポイントや難易度も紹介しておりますので参考になれば幸いです。
オススメ資格① 公認心理師(難易度:★★★★★)
公認心理師は、心の健康をサポートする国家資格です。国が認定する資格ということで、病院や学校、会社など、活躍できる場所が多いのも魅力です。試験の合格率は約40%〜80%と年度によって異なります。また、受験するには4年制大学・大学院での指定科目の履修が必要という条件があります。試験の難しさもありますが、そこまでの過程(学習時間や通学による時間の縛りや金額など)があるため、メンタル系の資格の中では最難難易度となります。
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オススメ資格② キャリアコンサルタント(難易度:★★★☆☆)
キャリアコンサルタントは、人々の仕事や進路に関する相談に乗り、キャリア形成をサポートする国家資格です。働き方に悩む社会人、就職活動中の学生、転職を考える人など、様々な立場の人の相談に応じます。企業の人事部門や学校、ハローワークなど、活躍の場は広く、「人生の道しるべ」となる重要な役割を担っています。また、国家資格ですが公認心理師とは違い、学歴は不問、学習期間も半年ほどで取得が可能となり、教育訓練給付制度を使える方であれば、約20万円程で資格を取得することも可能です。
資格の系統としては、今回紹介したメンタルヘルス・マネジメント検定と同様に、私生活で活かすよりも、仕事で活かすビジネスよりメンタル系の資格となります。
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オススメ資格③ メンタル心理カウンセラー(難易度:★☆☆☆☆)
メンタル心理カウンセラーは一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格になります。メンタルヘルスの課題を抱える方に対して、心理面だけでなく、生活や仕事など社会生活全般をサポートできるカウンセラーを育てることを目的とした資格です。悩みを抱える人々に対しメンタル心理カウンセラーは専門的な知識と技能を活かし、カウンセリングを通じて課題解決をサポートすることができるようになります。日常生活におけるストレスコントロールやメンタルヘルスの改善を主な業務とし、幅広い層の人々を支援することができることから心理カウンセラーの入門資格として人気で取得する人が多い資格でもあります。
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一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)メンタル心理カウンセラー資格
関連リンク
子育てに役立つお勧め資格3選|ユーキャン・キャリカレ・人間力認定協会
オススメ資格④ メンタルヘルス支援士(難易度:★☆☆☆☆)
メンタルヘルス支援士は一般社団法人 人間力認定協会が認定する民間資格となります。
人間力認定協会は発達障害支援の代表的資格でもある「児童発達支援士」を認定している団体であるため信頼性は十分にあると言えるでしょう。弊社でも児童発達支援士のノウハウの一部を導入しています。
メンタルヘルス支援士講座で学べる内容は、精神疾患の基本知識、発達障害の基本と精神疾患との関連性、認知行動療法の種類と方法、心理カウンセリングで必要になる傾聴・受容・質問・要約、心理カウンセリングで役立つ心理学テクニックなどになります。内容や難易度が類似する資格としては、メンタル心理カウンセラーがあげられます。その際の違いという点では、発達障害やその二次障害との関連性を学べる点と言えるでしょう。発達障害の専門資格を扱っているだけあり、そこは強みの一つのようです。
メンタルヘルス支援士の試験は自宅でオンライン受験をする形となります。試験では精神疾患の特徴やその支援方法など細かな部分も出題されますが、テキストをしっかりと読みこんでおくことで十分合格を目指せるでしょう。試験対策動画というものも用意されているため、試験に出題されやすい箇所をピンポイントで学習できるのもポイントです。この団体が認定する「児童発達支援士」の合格率は90%程度となっているので、メンタルヘルス支援士も似たような合格率であることが推測できます。
[メンタルケア資格]メンタルヘルス支援士の内容や試験概要をご紹介
【まとめ】メンタルヘルスや心理カウンセラーの資格は難しい?ー難易度と合格率ー
今回主に紹介をしました「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、私生活での活用というよりは、ビジネス寄りの資格となります。ただし、レベルに応じて学べる内容が異なり、心理学の基礎はもちろん、自身のセルフケアから、会社でも活かすことができるので、就職や転職。今いる職場でのスキルアップにもおすすめです。
また、試験は年に2回と限られますが、学習期間が短く、学習資料やオンライン学習など教材も豊富なので、興味がある方はぜひ、その他の資格と合わせて挑戦してみて下さい!
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