今回は児童発達支援士資格を認定する一般社団法人 人間力認定協会が新しく認定を開始する「メンタルヘルス支援士」という資格について紹介をしていきます。私の勤めるマナカルでも児童発達支援士のプログラムを一部導入しているため、協会から「先行販売」の連絡を頂き皆様より少し早く、手に取ることができました。どんな資格なのか気になっている方もいるかと思うので早速紹介をしたいと思います。
メンタルヘルス支援士とはどんな資格なのか
心のケア(メンタルケア)に関する資格講座
メンタルヘルス支援士は、人間力認定協会が認定している資格試験の1つで、メンタルヘルス(精神)関連の資格になります。
精神疾患患者や発達障がい者、メンタルヘルス(心の健康)に不調をきたしている方に、どのような働きかけをすればメンタルヘルスを良い状態に変えたり、悪化を防ぐことができるのかを体系的に学び、認定する資格になっています。精神疾患の特徴や治療に用いられる心理療法、傾聴・受容・共感を基礎としたカウンセリング、日常的に活用できる心理学テクニックを学ぶことができ、メンタルヘルスに関する悩みを抱える方の支援ができるようになります。
[↑メンタルヘルス支援士 特設サイトより引用]
認定している人間力認定協会って?
メンタルヘルス支援士の認定をしている「一般社団法人 人間力認定協会」は、発達障害支援の資格として有名な「児童発達支援士」や「発達障害コミュニケーションサポーター」といった資格を認定している協会で、XやInstagram上でも定期的に配信をしており、積極的に活動をされています。名前が「人間力認定協会」という名前で「怪しい」とSNSで書き込まれているケースがありますが、「人間力」というのは「非認知能力」のことを指しており、学校のテストなどでは計れないスキルを高めていくことを目的とした協会です。活動実績も十分なので「怪しい」ということはありませんのでご安心ください。
[↑人間力認定協会 公式サイトより引用]
また、私の勤めるマナカルもでもそのプログラムの一部を導入させてもらっています。発達障害に関する番組に出演している芸能人(鳥居みゆきさん)などがその資格を取得をされてたりしており、メディアで児童発達支援士や発達障害コミュニケーションサポーターの資格についても取り上げられている点からも安心感もあります。
外部リンク
メンタルケアに関する資格の重要性
ニュース等でも取り上げられる機会が増えていますが、職場におけるメンタルヘルス不調が大きな社会問題となっています。厚生労働省の「令和4年度労働安全衛生調査」によると、仕事や職業生活に関する強い不安やストレスを感じている労働者の割合は52.0%と、実に働く人の半数以上がストレスを抱えている状況です。
また、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるといわれています。「自分には関係がないこと」と思ってしまいがちですが、こころの病気は特別な人だけがかかるものではなく、誰でもかかる可能性があるものなのです。
このように、心のケアを必要としている人は年々増加しており、自身が心のケアを必要とする可能性もあります。カウンセラーとして誰かのサポートをすることはもちろんですが、自身のメンタルケアにも繋がり、取得者増えることでより心の病気を未然に防ぐことにつながるので、学習や資格を取得すると良いと思います。
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メンタルヘルス支援士の資格講座はどういった内容なのか
メンタルヘルスに関する資格の重要性をお伝えしたところで、どこよりも早くどういった資格内容なのかを紹介していきたいと思います。
まず、全体は1章から5章で構成がされておりました。
- 1章「精神疾患に関する基礎知識」
- 2章「精神疾患と発達障害の関係性」
- 3章「認知行動療法の基礎知識」
- 4章「カウンセリングについての知識」
- 5章「カウンセリング時に役立つ心理学テクニック」
章の構成については、下記にリンクを掲載しましたが、人間力認定協会の理事長ブログにてより、細かく紹介をしてくれています。
外部リンク
参考:人間力認定協会|理事長ブログ メンタルヘルス支援士の内容や試験概要をご紹介
資格講座の内容を簡単にまとめると
- 精神疾患の基礎が学べる
- 発達障害との関連性
- 心理療法とは何かを学べる
- カウンセリング手法が学べる
という感じになります。実際に学習をしてみた感想としては、初めてのでも取り組むことができる内容となっておりました。そのなかでも簡易チェックリストがあったので、精神疾患や発達障害に関する特徴を詳しく知ることができ、それによりどのような特徴が現れるかもイメージしやすく学ぶことができました。このチェックリストだけで診断を下すことはできませんが、早めに病院に行ったり、専門家に相談したりするという次の行動に移すきっかけづくりにもなるのもとても良いと思いました。
また、そのなかでも私がとくに良かったのは「発達障害との関係性」も学べたことです。メインはメンタルヘルスなので、発達障害のことを専門的に学ぶ講座ではありませんが、発達障がい者が二次障害として精神疾患をわずらうケースも多いため、発達障害についても学習できるのは他の資格では無かったのでこの資格のポイントかと思います。
関連リンク
参考:発達障がい児にあらわれやすい二次障害(精神疾患)とは何か
メンタルヘルス支援士資格はどんな人にオススメ?
メンタルヘルス支援士は下記のような方におすすめできます。
- 精神疾患を抱える人が身近(家族や知人)にいるので支援をしたい
- 精神疾患を抱える人が身近はいないが、自身を含め未然に防ぎたいと考えている
- 心理カウンセラーとして活動したいと考えている
- 会社内で相談役やカウンセラーの役割を担いたい方
- 心理学テクニックを活用し、営業成績を向上させたい方
- 心理系資格に興味はあるけど、何から学んだら良いかわからない
上記のようにメンタルヘルスに支障をきたしている人の支援をしたい方や精神疾患を未然に防ぎたい方にお勧めできます。さらに心理カウンセラーや相談役として社内外で活躍したい方にもお勧めです。また、精神疾患等に関係なく、心理テクニックを駆使して人間関係構築が向上するので、人間関係づくりにも役立ちます。
日常生活からビジネスまで、活かせるのがこの資格の良いところです。この資格以外のメンタル系資格にもいえることですが、生活していく上で心の問題は切り離すことができないので、現代社会のことを考えるとよりメンタル系資格を取得することはとてもプラスになると思います。
メンタルヘルス支援士の申込や試験について
メンタルヘルス支援士のお申し込みは、人間力認定協会の公式ページよりお手続きが可能となっております。(下記に申込ページのリンクを掲載しております)試験はオンラインで実施することができ、パソコンやスマートフォンなどを使い、自分の好きな時間・好きなタイミングで実施ができます。
また、講座の申込が完了するとメールにて受講者専用の窓口ページの案内があり、質問や試験の申込みもできるようになっておりました。私自身もまだ試験は受けておりませんので、試験の詳細などはまた追って紹介したいと思います。
【まとめ】メンタルケアに関する新資格!メンタルヘルス支援士資格とは
今回は一般社団法人 人間力認定協会が新しく認定を開始する「メンタルヘルス支援士」という資格について紹介をさせて頂きました。講座を受講することで、メンタルヘルスに関する知識を身につけることができます。特に、日常で使えるメンタルヘルスケアの方法から仕事でも活用できる心理テクニックやカウンセリング手法などを身につけることができます。
また、発達障がい者が二次障害として精神疾患をわずらうケースも多いため、発達障害についても学習できるのは他の資格では無かったのでこの資格のポイントでもあります。年齢や職種問わず活用できる内容となっていたので、ぜひ学んでみてもらえたらと思います。
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