みなさんこんにちは!今回は数多くあるメンタルヘルスに関する資格の中から「メンタルヘルス支援士」と「子育て心理アドバイザー」いう2つの資格を比較してみました。
心理系(メンタル系)に関する2つの資格ですが、どういった資格なのか?どんな方にお勧めなのかを比較しながら紹介していきたいと思います。
まずはざっくりどんな資格なのかを紹介!
両方の資格を知っている方もいるかとは思いますが、そうでない方もいるかと思いますのでまずは、2つがどんな資格なのかを簡単に紹介したいと思います。
◯メンタルヘルス支援士とはどんな資格?
「メンタルヘルス支援士」の資格は、一般社団法人 人間力認定協会が認定する民間資格です。
精神疾患患者や発達障がい者、メンタルヘルス(心の健康)に不調をきたしている方に、どのような働きかけをすればメンタルヘルスを良い状態に変えたり、悪化を防ぐことができるのかを体系的に学び、認定する資格です。
精神疾患の特徴や治療に用いられる心理療法、傾聴・受容・共感を基礎としたカウンセリング、日常的に活用できる心理学テクニックを学ぶことができ、メンタルヘルスに関する悩みを抱える方の支援ができるようになります。
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◯子育て心理アドバイザーはどんな資格?
「子育て心理アドバイザー」の資格は、一般社団法人 子どもの育ちと学びが認定する民間資格で、生涯学習のユーキャン(U-CAN)で取り扱っている「子育て心理アドバイザー講座」を受講することで取得することが可能となります。
子育てにおける様々な悩みや課題に対して、心理学的な知識を活かしながら適切なアドバイスができる人材を育成することを目的とした資格です。
子どもの発達段階に応じた接し方や、親子のより良いコミュニケーション方法について専門的な知識と技能を身につけ、子育て中の親や家族をサポートすることができるようになります。また、子どもの心理や発達過程、親子関係の構築、問題行動への対応など、子育てに必要な心理学の基礎から実践的なアドバイス技術までを効率的に学べます。
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いかがでしょうか?まずは、2つの資格についてを簡単に紹介させていただきました。
まずどちらも共通して民間の資格になります。資格には国家資格と民間資格がありますが、この2つの資格はどちらも民間資格に該当します。
「民間資格じゃ取得しても意味がない」と言われる方もいらっしゃりますが、国家資格と民間資格は活動範囲の違いのみとなり、どちらの資格も意味がないということはありません。
では、各項目に分けながら2つの資格を比較していきたいと思います。詳細を知りながらどういった方を対象にして、どんな方におすすめかを検証していきたいと思います。
資格対象の観点からの比較
資格を選ぶ上で、「資格がどのような人を対象としているか」がものすごく大切です。「知り合いに勧められたからなんとなく取得してみた!」という方もいるかもしれませんが、名前や雰囲気だけ見てよさそうだなーと思って申し込むのではなく、その資格が自分に適しているかを把握しておきましょう。
◯メンタルケアについて総合的に学ぶなら「メンタルヘルス支援士」
社会問題となっている精神疾患についてやメンタルケアの方法を学ぶのであれば、「メンタルヘルス支援士」になります。メンタルヘルス(心の問題)についてを基礎から学ぶことができ、精神疾患の知識や心理学、カウンセリング手法を学ぶことができます。そのため、メンタルヘルスに関連する知識を総合的に学べるのがこの資格のポイントです。
また、メンタルヘルス支援士を受講される方は下記のような方になります。
- 精神疾患者(家族や知人)が身近におり支援をしたい方
- 精神疾患者(家族や知人)はいないが、未然に防ぎたいと考える方
- 日々の生活でメンタルヘルスを向上させたい方
- 心理カウンセラーとして活動したい方(スクールカウンセラーや相談員として)
- 我が子が発達障害(グレーゾーン含む)で知識を深めたい方
などになります。
また、子育て心理アドバイザーは「子育て」を主とした内容となっているため、メンタルヘルスに関する知識(精神疾患についてやカウンセリングなどのメンタルケア)を主とした内容ではありません。
そのため、仕事で心理カウンセラーや会社内の相談役としてのスキルも身につけたい!という方やスキルアップや支援を目的としたメンタルヘルスやメンタルケアの方法について総合的に学びたい方はメンタルヘルス支援士の資格を受講することをお勧めします。
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参考:人間力認定協会|理事長ブログ メンタルヘルス支援士の内容や試験概要をご紹介
◯子育てに関する知識や心理を学ぶなら「子育て心理アドバイザー」
メンタルヘルスやメンタルケアまで総合的に学べるのがメンタルヘルス支援士の特徴でした。
それに対して子育て心理アドバイザーは、子育てに関することを中心とした資格となります。具体的にどんな方にお勧めなのかをまとめると
- 子育てに奮闘している親御さんやこれから親になる方
- 保育士・幼稚園教諭をされている。もしくは目指している方
- 子育て支援や児童福祉関連の仕事をしている方
などにおすすめの資格となっております。
0歳児〜12歳までの子どもの発達段階や心理的特性、効果的なコミュニケーション方法などを学び、子育てにおける様々な問題に対処するための実践的なスキルを身につけることができるのがポイントです。
そのため、子育てをする親御さんは、子どもの心理や発達過程を理解し、日々の子育ての悩みや不安を解消するための専門知識が得られます。
保育士や子育て支援などの現場で活かしたい方の場合は、子どもとの関わり方をさらに深めるきっかけづくりや、心理学的知識によって保護者へのアドバイスや相談業務、支援活動においてより専門的な視点から助言ができるようになります。
資格対象の観点から比べてみましたが、いかがだったでしょうか?
どちらの資格にもメンタル(心理)という言葉が資格名称に含まれていましたが
- 「メンタルヘルス支援士」は、精神疾患や心理学面での心理資格
- 「子育て心理アドバイザー」は、児童心理学面での心理資格
となり、主とする内容も異なりました。どちらも良い資格ですがこのように「資格がどのような人を対象としているか」がものすごく大切なんです。
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子育て心理アドバイザーがおすすめ!
なんと子育て心理アドバイザーの取得には試験がないんです。「試験がない」というと語弊があるので補足をしますと、どこかの会場や時間制限の中で受ける試験ではなく、好きな時間に自宅で、マークシート形式の問題を解く方式になります。
そのため、暗記の必要は一切なく、講座申込後にしっかりと学習を進めていけば取得が可能となります。
ただし、学習内容の難しさや学習時間で比較した場合は、どちらも同じで、初めての方でも学びやすい内容となっております。
料金(コスト)の面から比較
最後はみなさんも気になっている料金面に行きましょう。どんなにいい資格でもなんだかんだ言っても価格は大事だと思います。
料金(コスト)面では引き分け!
金額面での比較結果は引き分けとさせて頂きました。
メンタルヘルス支援士 | 25,200円(キャンペーン中のため、通常35,200円) |
子育て心理アドバイザー | 34,000円(分割払いの場合は、34,540円) |
(上記は2025年3月8日現在の金額を掲載しております)
現時点では、メンタルヘルス支援士の方が安く購入が可能ですが、定価で見た際にはどちらもほとんど変わりません。そのため、今回は引き分けとさせて頂きました。
【まとめ】心理系資格のメンタルヘルス支援士と子育て心理アドバイザーを比べてみた結果
いかがだったでしょうか? 今回はメンタルヘルス支援士と子育て心理アドバイザーという2つの資格について、紹介や比較をしてみました。
メンタル(心理)という点では、どちらの資格も名前に含まれていましたが、その対象や内容は大きく異なりましたね。
このように資格を選ぶ上で、「資格がどのような人を対象としているか」がものすごく大切です。口コミやレビューを見ていると、一定数の方が資格の対象とずれており、「思っていたのと違った」「意味がなかった」という声もあります。全てとは言いませんが、しっかりと知る上でその辺りのミスマッチは減るのではないかと思います。
また、今回紹介したどちらの資格も一定数の受験者がおり、資格の評価や運営団体もはっきりしているので変な資格ということはありません。今回の記事を通じて、少しでも皆様にとって「参考になった!」という声が聞けたら幸いです。
最後にこのサイトでは、メンタルヘルスに関する情報の他にも、発達障がい児の支援方法や保護者の皆様の心を軽くすることを目的に様々な記事をかいておりますので、お時間があればぜひ他の記事もご覧ください。最後まで読んでいただきありがとうございます!
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