挨拶をするだけで子供は賢くなります!といってもなかなか信じてもらえないでしょう。しかし、最新の脳科学でも実証されている事実なのです。挨拶や返事をするだけで脳は活性化し、賢くなり明るい未来が待っています。ではなぜそうなるのか。そして挨拶をする時のマル秘テクニックをご紹介します。
【子育て支援】子供は挨拶の習慣だけで賢くなる!?
皆さんは挨拶しっかりできますか?恐らくほとんどの方が、
「そのくらい出来るよ!」
と仰ることでしょう。そう、だれでも簡単に出来て、小さい時から親にしつけられてきた「挨拶」は、決して難しいものではありません。今日はそんな挨拶にフォーカスを当てて、なぜ挨拶が必要か、どのような効果があるのか、さらに効果的にするためにはという3つの観点から解説をしていきます。タイトルにも書いた通り、挨拶をするだけで子供は賢くなるのです。これは脳科学でも証明されているれっきとした事実です。
そもそも挨拶はなぜ必要なのでしょうか?
「挨拶は何のためにするのでしょうか?」
そんなの常識だから!という言葉が返ってきそうですが、それでは子供に伝えて理解してもらうことは出来ないでしょう。お子さんが「ねぇ、挨拶ってなんのためにするの?」と聴かれたら何と答えていますか?子供は大人が当たり前だと思ってやっていることを「なんで?」と聴いてくることがあります。私もそうですが、結構ドキッとする質問だったり、「確かになんでだろう?」と思うことってありますよね。ただここは大人のずるいところで、申しそういうことを聴かれても、「そういうもんなの!」とか「そんなことはいいから宿題は?」などと言ったりするものです(笑)
では、挨拶がなぜ必要なのか、それは動物としての本能を知る必要があります。人間を語る前に、動物という観点に抽象度をあげるとより理解しやすくなります。これはあらゆる子育てや心理を学ぶ上で、必要な考え方です。
動物は自分以外の動物と会った時にまず初めに何を考えるでしょうか。それは相手が自分に危害を与える存在かどうかです。生きるか死ぬかの生活をしている動物にとってはそれは本能なのです。実はこの本能が、人間にも残っているのです。それは「爬虫類脳」と言います。爬虫類脳は、身の安全を第一に考える習性があります。
そのため、動物と同じように他者と会った時に無意識的に、「この人は敵か味方か!?」このように考えています。そこでこちらから挨拶をすることで、私はあなたに危害を加える気はありません。というメッセージを出すことが出来るのです。挨拶というものは、こういうところが起源となっているわけです。
で、挨拶にはどのような効果があるの?
実は挨拶をするだけで、ものすごい恩恵を受けることが出来るのです。それが冒頭でも述べた「賢くなる」ということです。これは脳科学が証明している事実なのです。
挨拶は静寂(脳が休んでいる)の状態からとっさに発する言葉です。すると脳の前頭前野が活発に活動します。その後、また静寂に戻る。そしてまた挨拶をすると前頭前野が活動する。この繰り返しで脳の活性化して、頭が良くなるということです。
つまり静寂と発言を繰り返すことが重要なのです。そう考えると、挨拶だけではなく「はい」という返事も同様の効果が得られることがわかるかと思います。しかし、日常会話やセミナーなどで継続して話し続ける行為においては、脳が惰性で話し続けることが出来るため、あまり前頭前野が活発に活動することは無いそうです。あくまでも静寂と発言を繰り返すことが重要なのです。
挨拶をさらに効果的にして、愛される子にする方法
人と人とのコミュニケーションの入り口となる挨拶。そして自分の脳を活性化させて賢くすることにもつながる挨拶を、さらなる次元に押し上げることができます。
相手の目を見てにこやかに挨拶する
子供に限らず大人も案外できていません。言葉だけとりあえず発するという方が多いようにも感じます。これは、意味がないどころかどこか強制されている感じを受けて、逆にマイナスイメージを与えることになりかねません。そのため、相手の目をしっかりとみて、にこやかに挨拶できるようにしましょう。
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挨拶に+αの言葉を付け加える
- 「おはよう」
- 「こんにちは」
- 「こんばんは」
それだけで挨拶が終わってしまうのは勿体ないことです。せっかくコミュニケーションを図る良い機会なのですから、そこでストップさせずにもう少し相手に関心を持ち話を続けましょう。アメリカなどの海外をイメージすると分かりますが、「こんにちは、最近どう?(How are you?)」とセットになっています。あいさつの後、会話をかわすのが一般的です。しかし、日本人はこのようなことが苦手です。というより、そのような習慣がないのです。つまり慣れていないだけ。今日から挨拶に+αを付けるように意識ましょう。言葉は何だって大丈夫。
- 「昨日はよく眠れた?」
- 「今朝の目覚めはどう?」
- 「今週の〇〇楽しみだね」
- 「最近寒くなったね」
このような具合でなんでもOKです。ここから会話がスタートします。この+αを付けるだけで、相手としては「この人は私に興味を持ってくれている」と感じるため、人間関係が円滑に進みます。そのため、+αの言葉は何でも良いのですが、可能な限りは相手にフォーカスを当てた一言の方が良いでしょう。
以上が挨拶をすることの目的、効果です。誰でも気軽に出来る挨拶を、究めようとしている方はあまりいません。当たり前と思っているからこそ、改善改良をしない。だからこそ、効果的な挨拶を学び実践することで、他者から特別な目で見てもらえるようになります。そして人間関係が間違いなく良くなっていくでしょう。社会に出ると人間関係は物凄く重要となります。その潤滑油として、ここで紹介した挨拶を是非実践してみてください。
実は、賢くなる以上に、人間関係を良好にするというとても大切なことももたらしてくれるのが、挨拶なのです!
【まとめ】子供は挨拶の習慣だけで賢くなる!?
以上となります。
挨拶という当たり前のことほど、ただ何となくやってしまうことが多いですが、子供たちはなんとなくでは理解が出来ません。理解が出来ないことを率先して行うこともありません。是非挨拶をするだけで頭がよくなることを子供さんにも伝えてあげましょう。それだけでも「すげー!」と言って楽しんで挨拶を頑張るかもしれませんよ!
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