教育改革でも話題になった「論理思考力」という言葉ですが、皆さんは具体的に論理思考力とはどういったものか説明できますか?そしてその論理思考力を高める方法をご存じでしょうか?この記事では具体的な3つの方法を紹介していきます。
【子育て相談】子供の論理思考力を高めるお勧めの方法3選!
今回は、子供の論理思考力を高めるための3つの方法を紹介します。一般的には、パズルをやったり、論理思考力を高めるドリルをやることを勧められたりしています。その方法も当然効果的です。しかし今回は、普段あまり言われないような要素を紹介します。これは教育業に従事して様々な生徒や、関連企業の方と話して得た情報ですし、実際それを実践した効果も感じています。それでは行きましょう!
自然体験をして、論理思考力を強化!
まず私がお勧めする論理思考力強化方法のNO.1は「自然体験」です!!
もうこれは100%確定でこれしかないって思っています。自然体験とは何があるか?と難しく考えないでください。30年ほど前にタイムスリップしたら、普段の日常自体が自然体験と定義しても良いようなものばかり。具体的には、
- 公園で遊ぶ
- 川で遊ぶ
- 野原を駆け回る
- 木に登る
- バーベキューをする
- 焚火をする
- 笹舟を川に流す
- 虫取りや虫の飼育をする
- キャンプをする
- 釣りをする
- DIYで何か作成する
このようなものでOKです。
ではなぜ、自然体験をすると論理思考力が鍛えられるのかについて解説していきます。ここでのポイントは2つです。
1つ目は、自然は予測不能なことが発生するから。例えば友達と遊んでいて、木登りに興じ始めたとします。木登り一つとっても様々なことを考えながら動きます。まず、
「子の木なら登れそうだな」
「ここに手をひっかけて、ここに足を」
「次はこっちに手を伸ばして、、、でも木が細いから大丈夫か」
「うわ、やっぱり折れそうだ、違う枝にてをかけよう」
「うわー、気持ちわる!毛虫がいっぱいいるじゃん」
「どうしよう、飛び降りようかな。でも結構高いから足痛いかも」
「でも、いっか。いっちゃえ!」
このような形で頭の中はフル回転です。この時に「こうするとこうなるな」「こうすればいいかもな」という思考が連続するのですが、これこそが論理思考力なのです。順序だてて物事を考える力が遊びの中から自然と身につくというのが、自然体験の最高に良いところです。
2つ目は、アクティブラーニングとなり、脳への刺激や定着率がとても良いから。これは最近小学校でもキーワードになっているアクティブラーニング。つまり手や体を動かしながら体験する学び方です。机の上で、公式を学ぶよりも、体で公式を体感して身に付けていくというのがアクティブラーニングです。
アクティブラーニングをすると、脳は臨場感を感じます。この臨場感というものが学ぶ際に非常に有効なんです。「自分は最高の仕事人だ!」とドラマの主人公を想像しながら仕事をするのと、何も考えずだらだらやるのとでは、見につくものも効率も変わってきます。その根底にあるのが臨場感。その臨場感を5感で感じるために、アクティブラーニングが推奨されているということです。今の表現の仕方もあえて、論理思考力っぽく書いてみました。「○○だから○○、よって○○ということである」ビジネスシーンでは必須となるスキルだと改めて実感しますね。
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お手伝いをして、論理思考力を強化!
次は、「お手伝い」をして論理思考力を強化する方法に行きます!実は「お手伝い」というものは、とっても子育てをするうえで有効なものなんです。
例えば雑巾がけを一緒にやるとします。その時に、お母さんがぞうきんを絞ると、水がたくさん切れて雑巾の濡れ具合もいい感じ。しかし僕(自分)が絞るとなんだかびちょびちょ。
このありきたりな風景の中だけでも、論理思考力を鍛えることができます。さらに先ほど紹介した「アクティブラーニング」にもなっていますよね。何とも言いきれない「いい感じの濡れ具合」とか「びちょびちょ」このあたりの曖昧さが良いのです。
そして子供たちは、お母さんと自分の違いを頭で考え始めます。そして観察します。お母さんはどうやっているんだ?持ち方は?捻り方は?回数は?そして、何度もお手伝いを繰り返す中でちょっとずつ実践をしていきます。そしてコツを掴んでいく。この学びになるまでの時間は子供によってタイムラグがありますので、あまり焦らないことが大切です。のんびり構えて、子供の目や表情を見て、学びを楽しんでいるかどうかだけ気にかけてください。その感じが全然なかったとしても仕方ない(笑)お手伝いしてくれているだけでもありがたいと思いましょう。ただふとした時に、集中して考えたり改善できたりすることが必ずありますから、それを期待します。
またお手伝いには副次的な効果もあります。
それはお母さんから
「ありがとう」
をもらえることです。子どもにとってお母さんは、永遠のアイドル。おニャン子クラブ、モーニング娘。、AKB48に負けないくらいの永遠のアイドルなんです。そのお母さんから「ありがとう」をもらえれば、子供の自己肯定感は間違いなく高まります。自己肯定感は教育うするうえで最も重要なキーワードと言っても過言ではありません。つまりお手伝いをすることで、3つのメリットが。
1つは、お手伝いしてもらえて家事が助かる!
2つは、論理思考力が鍛えられる!
3つは、自己肯定感が高まり健全な心になる!
最高ですね!やらない手はありません。
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プログラミングで、論理思考力を強化!
最後は、今どきのプログラミングです。小学校で教育必修化になりましたプログラミングの登場です。一つお伝えしておきますが、小学校では数年間は、大したプログラミングは実施されません。私は教育業に従事しているので、そのあたりの事情をいろいろな人から伺っておりますが、数年間は期待できないな―というのが正直なところです。
いや、もしかしたら未来永劫期待できないかもしれません。それは英語教育を見たら明らかで、小学校から英語学習をしていますが、大人になって話せるようになっている人は皆無。それを考えたら、そこだけに期待をするのは良くないのかもしれません。
話を戻しましょう。プログラミングは「論理思考の集約」と言ってもいいくらい、ドストレートに論理思考力を鍛えられます。
こちらについての詳細は、他の記事で紹介しておりますのでこちらをご覧ください。
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以上3つが論理思考力を鍛えるための、大切な要素です!しかし、それ以上に何よりも大切なことを最後にお伝えします!保護者の皆さん必読です!
子供の論理思考力がつくかは、親次第!?
ここで紹介してきたことに関しては、皆さんきっとご理解ご納得いただいたと思います。しかし、一番大切なことは、これらをやらせるときに、保護者がどのようなスタンス、声掛けをするのかということです。
ココを失敗すると、お手伝いなんて大嫌い!とか自然体験も絶対いや!という風に最高の教材もすべて嫌いなものに様変わりしてしまいます。そのため保護者の皆様がしっかりと理解し対応することが最も大切と言う事です。